ニキビは日頃のスキンケア不足によってできてしまうというパターンが多いですが、実はスキンケア以外にも原因になってしまうことってたくさんあります。ここではニキビを作らないために日頃から気をつけておきたいことをまとめてみました。
睡眠不足にならないようにすること
睡眠不足の方はニキビができやすい傾向にあります。睡眠不足が続くと心だけでなく体も緊張状態が続いてしまい、その結果、交感神経が優位な状態が長く続くことになります。
交感神経が優位な状況が続くと男性ホルモンの分泌量を増やしてしまうことになるのですが、この男性ホルモンが皮脂の分泌量を増やしてニキビを作りやすくしてしまうのです。思春期にできるニキビなんかも男性ホルモンの影響が大きいと言われています。
理想的な睡眠時間は6〜7時間と言われていますが、さらに大事なのは睡眠の質を高めることです。
例えば、冬場は体を温かくして寝る、騒音で目覚めないように耳栓をする、寝付きを良くするために寝る前は間接照明を使って暗い環境になじませる、などといった工夫を取り入れるようにしましょう。
ストレスを抱えないようにすること
ストレスはニキビと大きな関係があります。ストレスを抱えるようになると抗ストレス作用のあるホルモンが促されるようになります。そのときに男性ホルモンの分泌も促すことになるため、皮脂の分泌量も増えてしまうようになります。
ストレスを感じれば感じるほど男性ホルモンが優位になると言われていて、皮脂が出やすくなり、ニキビを作りやすくなってしまいます。
ストレスを感じないことが一番ですが、どうしてもストレスを感じてしまう環境下にあるのであれば、趣味に没頭する時間を作ったりするなどして自分なりのストレス発散方法を見つけることが大事になってきます。
ストレス発散方法は音楽を聴く、映画を見る、運動をする、入浴をする、などなんでもいいわけですが、人によって違うので色々と試してみるといいでしょう。
食生活が乱れないようにすること
まず気をつけたいのが「動物性脂肪」と「糖質」の摂り過ぎです。
動物性脂肪とはその名のとおり、動物に含まれる脂肪のことで、例えば、脂質の多いお肉が該当します。他にも、牛乳や乳製品にも動物性脂肪が多く含まれているので注意が必要です。
糖質はご存知のように砂糖のことですので、砂糖が多く使われている料理を避けて下さい。
動物性脂肪も糖質もどちらも皮脂腺を活性化させる働きがあるため、摂取量が増えるのとともに皮脂の分泌量も多くなってしまって、ニキビができやすくなります。
「炭水化物」の摂り過ぎにも注意が必要です。炭水化物は糖質が多く含まれていることで知られていますよね。糖質が多く含まれると食後の血糖値が上がりやすく、血糖値を下げるためにインスリンが分泌されるのですが、インスリンは男性ホルモンを活性化させる働きがあるので、炭水化物が多い=高GI食品を選びがちになるだけでニキビができやすくなります。
逆に「ビタミンB2」と「ビタミンB6」はしっかりと摂りたいところ。
ビタミンB2、B6には皮脂の分泌をコントロールする働きがあると言われているので、これが不足してくると皮脂が過剰に分泌されるようになってしまってニキビができやすくなることがあります。
ビタミンB2はレバーや卵、納豆から、ビタミンB6はにんにくやマグロなどの青魚、バナナからたくさん摂ることができます。ただ、摂りすぎるのも良くないので、程よく摂ることが求められます。そういった意味でバランスの良い食生活を意識することが大事になってきます。
枕カバーなど肌に触れるものを清潔にすること
枕カバーには多くの雑菌が付着しています。仰向けで寝ている方でも、実際は寝相が悪くて枕カバーが顔についたりすると、枕カバーの雑菌が顔に付着してしまって、顔の雑菌が繁殖して、それがニキビを作り出す原因になってしまうことがあるので注意が必要です。朝シャン派の方は枕カバーが特に汚れているはずですので、毎日でも替えたいぐらいです。
毎日替えるのが面倒なのであれば、フェイスタオルを枕に巻きつけてこれを毎日替えるようにするといいでしょう。枕は洗えるものと洗えないものがありますので、そばがらやスポンジ系のように洗えないものはこまめに天日干しするようにするとより清潔に保つことができます。
頬杖をつかない・顔を触らないようにすること
癖で頬杖をついてしまったり、顔を触ってしまうことがあるかと思います。手には雑菌がたくさんついていますので、しっかりとスキンケアをしている方でも、こういった癖があると顔の雑菌を繁殖させてニキビを作る原因を自ら作ってしまうことになるので注意が必要です。ニキビができると触ってしまいたくなる気持ちもわかりますが、ニキビがある場所に関しては特に触らないように意識しましょう。